天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

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太陽

小

よみ方

たいよう

英 語

Sun

説 明

太陽系の中心に位置する恒星スペクトル型はG2V型の主系列星で、およそ46億年前に水素燃焼段階に到達した(主系列星として誕生した)と考えられている(燃焼も参照)。表面温度は約6000度、中心の温度は約1500万度である。中心で起こる水素の核融合反応で、3.85×1026 Wの明るさで輝く。半径は 6.96×108 m、質量は 1.99×1030 kgである。磁場を持っており、黒点や活動領域の出現、フレアの発生などといった磁気活動を示すが、活動のレベルには強弱があり、11年(または22年)の周期性がある。中心核で発生するニュートリノも検出されている。また、表面には粒状斑超粒状斑などの対流運動パターンが見られるほか、(主に)音波振動である5分振動も見られ、日震学の基礎データとなっている。太陽周期活動太陽ニュートリノ問題も参照。

2023年05月08日更新

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    太陽光球面。
    (クレジット:国立天文台)
    http://solarwww.mtk.nao.ac.jp/mitaka_solar1/data03/wl-fulldisk/image/2003/sr20031029.jpg
    黒点の構造(NAOJ/JAXA)