天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

New

冥王星型天体

高

よみ方

めいおうせいがたてんたい

英 語

Plutoid

説 明

太陽系外縁天体の中で質量が大きく準惑星として定義づけられている天体を指す。2006年の国際天文学連合(IAU)総会で惑星の定義が採択された結果、冥王星は惑星ではなくなり、冥王星を含む新しい種族の分類を作ることが決まった。その定義は「太陽を周回する天体であって、その軌道長半径が海王星の軌道長半径よりも大きく、自身の重力によって静水圧平衡形状(球形)となるだけの質量を持ち、かつ軌道を占有しないものである」。この種族に付ける冥王星型天体(Plutoid)という名称は、2008年にオスロで開かれた国際天文学連合の執行委員会で決定された。2019年時点で、冥王星、エリス、マケマケ、ハウメアの4天体が冥王星型天体に分類されている。
なお、冥王星族天体(plutino)は別種の天体であることに注意。太陽系も参照。

2020年03月08日更新

問い合わせ
問い合わせ

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    記事タイトル (必須)

    [text* title]

    記事URL (必須)

    [text* url]

    お名前 (必須)

    [text* your-name]

    メールアドレス (必須)

    題名

    [text your-subject]

    メッセージ本文

    このフォームはスパムを低減するために Akismet を使っています。 データの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。

    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます

    冥王星型天体の一つであるエリスとその衛星ディスノミアの想像図(NASA)
    https://www.nasa.gov/mission_pages/hubble/news/eris.html