天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

New

ラーモア運動

 

よみ方

らーもあうんどう

英 語

Larmor motion

説 明

磁場中を運動する荷電粒子は、速度と垂直の向きにローレンツ力を受けるので、軌道は磁力線に巻きつくようならせんを描く。これをラーモア運動という。MKSA単位系で物理量を測るとき、磁束密度が$B$ で荷電粒子の質量が $m$、電荷が $q$、磁場に垂直な速度成分が $v_{\perp}$ のとき、らせんの半径は $mv_{\perp}/qB$ となる(荷電粒子の速度が相対論的なときにはローレンツ因子を乗ずる)。これをラーモア半径という。

2023年05月09日更新

問い合わせ
問い合わせ

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    記事タイトル (必須)

    [text* title]

    記事URL (必須)

    [text* url]

    お名前 (必須)

    [text* your-name]

    メールアドレス (必須)

    題名

    [text your-subject]

    メッセージ本文

    このフォームはスパムを低減するために Akismet を使っています。 データの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。

    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます