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ひとみ衛星

 

よみ方

ひとみ衛星

英 語

Hitomi satellite

説 明

2016年2月17日にH-IIAロケット30号機で打ち上げられた日本のX線天文学 衛星。打ち上げ前はASTRO-Hと呼ばれていた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と米国、欧州との共同で開発され、軟X線望遠鏡2台と、硬X線望遠鏡1台を搭載し、X線マイクロカロリメータを用いた軟X線超精密分光望遠鏡システム、広い視野を持つX線CCDカメラ、高精度イメージング能力を持つ硬X線ガンマ線検出器を備えていたが、試験観測が始まっていた3月26日に異常回転が発生し、衛星は分解し、運用は断念された。試験観測のデータからは、ペルセウス座銀河団乱流速度の観測など、X線マイクロカロリメータの高いエネルギー分解能を活かした成果も得られた。
ホームページ:http://www.isas.jaxa.jp/missions/spacecraft/past/hitomi.html

2019年05月11日更新

関連画像

ひとみ衛星の外観図(宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究所)
ひとみ衛星の構造図(宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究所)